■IVRC 2002 SIGGRAPH 投稿・出展サポートメンバー

 我々がSIGGRAPH Emerging Technologies(Etech)への出展をサポートします。

 稲見 昌彦(いなみ まさひこ)

東京大学 助手 / 博士(工学)

 学部1年の1990年より独学でVRデバイスの制作・開発をスタート。VRデバイスに関する特許申請9件、うち米国特許1件。

第3回アイディア対決ロボットコンテスト(ROBOCON'92)国際大会選出
第1回大学対抗手作りVRコンテスト(IVRC'93) 総合優勝、技術賞
第2回大学対抗手作りVRコンテスト(IVRC'94) 技術賞
1993年NICOGRAPH学生CGコンテスト インタラクティブ部門 優秀賞
情報処理学会 論文賞、山下記念研究賞(1998年)
日本VR学会 学術奨励賞(1999年)

 SIGGRAPHにはに97年よりEtechに6年連続出展、総出展作品数は8件にも上る.SIGGRAPH 2002では2作品の出展に加え、IVRC 2000 優勝作品「バーチャルチャンバラ」の出展サポートを行う。特技は魅せるビデオ。不得意な英語をインパクトのあるデモとユーモアある映像でカバー。「説明のいらないビデオプロポーザル」で毎年の審査を通過。

ひとこと:
 出展に至るまでには半年も前からの投稿準備、厳しい審査、1週間もの展示に耐えうるための改良等様々な課題をこなしてゆく必要があります。 しかしSIGGRAPHという世界的な大舞台で作品を出展することで、数万人にも上る各国からの来場者に作品を見てもらえるだけではなく、MIT メディアラボ等 最先端の研究をしている出展者とも知り合いになることが出来ます。 また、ジャロン・ラニア(Virual Realityという言葉の生みの親)、フレデリック・ブルックス(コンピュータ分野のノーベル賞-チューリング賞受賞者)、トーマス・デファンティ(CAVEの生みの親)といった大御所も毎年見学に来ます。まさにインタラクティブ技術の分野で世界的に活躍するための登竜門とも言えます。 苦労は必ず報われ、また翌年参加したくなることでしょう。 SIGGRAPH2003-サンディエゴへの道をともに歩みましょう!

 長谷川 晶一(はせがわ しょういち)

東京工業大学 助手

 学部1年の93年に第1回VRコンテストに参加、以来VRシステムの開発を行っている。特許申請3件。

第5回アイディア対決ロボットコンテスト(ROBOCON'94)国際大会選出
第3回大学対抗手作りVRコンテスト(IVRC'95) 技術賞
第4回大学対抗手作りVRコンテスト(IVRC'96) 技術賞
日本VR学会 学術奨励賞(2001年)

 SIGGRAPHはEmerging Technologiesに97,98,2000年に出展。SPIDARを応用した技術難度の高い作品を中心に発表。 特に97年の作品「バーチャルバスケットボール」は白井を この世界に引き入れるきっかけにもなった。 特技はエンジニアリング。ソフト・エレキ・ハードに精通し、 技術的実現性の全体を見通しながらVR作品を仕上げていくスタイル。

ひとこと:
SIGGRAPHへ行く理由は、「よくわからないが、行けば『何か』が見つかるから。」 技術面からの新規性や実現可能性を中心にサポートしていきます。

 白井 暁彦(しらい あきひこ)

東京工業大学 博士課程 / ゲーム開発コンサルタント

1973年、SIGGRAPHが初めて開催された年に横浜で生まれる
1996年東京工芸大学写真工学科卒
1998年東京工芸大学大学院 画像工学専攻卒
2000年キヤノン株式会社より英国クライテリオンソフトウエアに移籍
PlayStation2ゲームタイトル数十本のグラフィックスプログラミングをサポート
2001年より東京工業大学知能システム科学専攻に復学

大学の前半は(銀塩)写真作品制作に没頭。留年しそうになる。1995年に研究室でヒューマンインターフェイスの研究に出会い、光学式高速3次元モーションキャプチャーシステムや、人間の知覚現象を応用した情報提示など、基礎から応用までを開発する。

実はその間、先生の目を盗んでアートとテクノロジーの融合をテーマにインターネット以前のネットワークコミュニティプロジェクトや、人工知能イルカと脳波で対話するシステムなど、学業以外の企画,プロデュース,プログラミングなど多岐に活動していた。

SIGGRAPHデビューは1997年(Los Angeles)。謎の引力に惹きつけられて渡米。現地では何故かグラフィックスプログラミングの腕を評価され、某映画制作会社にスカウトされるが世の中が判っていなかった為、道を誤る(本人談)。

Etechにて東工大「バーチャルバスケットボール」の活躍を見て目が覚める。その後、正味1ヶ月不眠不休で制作した作品「ファンタスティック・ファントム・スリッパ」が、翌年のSIGGRAPH'98 (Orlando) Etechに展示されるとは本人も予想していなかった。SIGGRAPH2000はExhibitionに出展社として参加。前回SIGGRAPH2001は現研究室のプレゼンテイターとしてEtechに参加。

最近はコンピュータゲームの興奮度定量化、子ども向けインタラクティブシステムの研究に従事。最新作「ペンギンホッケー」はNICOGRAPH2002 Best Paper Awardを受賞。

ひとこと:
SIGGRAPHは「学会」であり、「祭り」であり、「同窓会」でもあります。世界中のCG、そしてインタラクティブを愛してやまない人々が集い、体験を共有し、驚き、語り合い、そして飲んで踊る事で、もう1年、"修羅場を越えるバイタリティとネタ"を掴んで帰ります。

Etechに参加する人は是非、世界中の人々に「Amazing...」とか「Crazy!!」といった"賞賛の言葉"をたくさん言われて下さい。今日の「奇人変人」は、きっと5年後の「仕掛け人」です。

 Kevin Vlack(ケビン・ブラック)

東京大学大学院 学際情報学府 修士課程

平成 8年7月 仙台市向山高等学校ロータリー留学生として名誉学位
平成12年5月 イリノイ大学工学部コンピュータサイエンス専攻、Urbana-Champaign、イリノイ州、B.S. 卒業
平成12年7月〜平成14年3月 東京大学大学院情報理工学研究科、舘・前田・川上研究室、研究生
平成 9年3月〜平成 12年5月 National Center for Supercomputing Applications(NCSA), Urbana-Champaign, IL ソフトウエア開発(CAVE仮想現実立体表示装置を利用した幾何学教育および心理分析)
平成 9年6月〜平成 9年8月 財団法人 機械産業記念事業財団(TEPIA)、東京都港区北青山 インターン(翻訳、英文校正係、ウェッブページ、国際シンポジウムの共同調整者)
平成 11年6月〜平成11年8月、平成 12年6月〜平成12年8月 Lawrence Livermore National Laboratory ソフトウエア開発(適応格子生成を利用した流体力学と放射伝播シミュレーションおよび視覚化)

計算アルゴリズム(衝突判定、容積ソート法、物理モデリング、Multibodyのシンプ レクチックな積分法)に関する研究に興味を持つ。

VR、CG、計算機科学の分野の現役研究者でもあり、論文の内容を完璧に理解した上での英文構成、表現のアドバイスは最強。親切・丁寧・謙譲・思い遣りと現代の日本人が忘れてしまった何かを感じさせてくれる日本人以上に日本風のアメリカ人。

ひとこと:
英語がもう上手な方でも、時にはネーティブスピーカーが役に立つかもしれません。 至急の仕事でもOKです。宜しくお願いします。



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